「ごみ出しのマナーが悪い」「騒音問題につながる」という理由から、できれば外国人入居者は避けたいと考えているオーナーさんもいらっしゃるかと思います。実は、そういったオーナーさんの心配は、事前の対策があればクリアできるのです。
説明があればわかる
相手の母国語で伝える
外国人入居者を受け入れることでトラブルになるのではないかと懸念するオーナーさんはいらっしゃるでしょう。実際、トラブルが起こっていないとはいえません。ですが、その多くは対策が可能なものなのです。
例えば、騒音間題。友人を自宅に招いてパーティーをしたり、母国と日本の時差の問題で夜間に電話をしたりするといったことで、ほかの入居者からクレームが入るのではないかと心配になるでしょう。
あるいは、ごみの分別をしない、粗大ごみを放置するといった点も心配でしょう。
これらのよくあるトラブル、実は入居前にきちんと説明をすれば案外すんなりとルールを守ってもらえます。
外国人入居者を積極的に受け入れているオーナーさんも「外国人だからといって、わざわざルールを破ろうと思う人はそういないでしょう。多くは、説明されていなかった、あるいは日本語での説明がよく理解できていなかったということが原因です」と話します。
そこで説明にあたっては、きちんと理解してもらうためにも、相手の母国語で伝えることが重要となります。仲介会社や管理会社には、外国語を話せるスタッフがいればお願いができます。それが難しければ、最近はいろいろな翻訳アプリが無料で使えるので、そのようなツールを活用するのもいいでしょう。
少子化の日本において
外国人入居者は救世主に
トラブルに向き合う際に大切なのは「外国人だから」「〇〇人だから」と一様に決めつけるのではなく、あくまで、その入居者個人の間題だと捉えるということです。居住のマナーやルールを「なぜそうしなければならないのか」と理由を添えて丁寧に説明すれば、外国人トラブルはぐんと減少します。
外国人入居者の受け入れは、家主にとってもメリットがあります。日本人入居者には不人気で、空室が埋まらないような物件でも、外国人には好まれる場合もあります。
例えば、3点ユニットがある物件。外国人はシャワー派が多いこともあり、3点ユニット物件ということで家賃を低く設定している場合、その家賃に魅力を感じて入居を決める外国人も見込めます。
少子化の日本において、若者の入居者数が年々減少する中、今後も増加の可能性のある外国人を受け入れることができれば、安定した賃貸経営につながるでしょう。
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