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トラブルに対応できる入居者側の保険

 入居者の部屋にある洗濯機から水漏れが発生し、建物や階下の住民に被害を与えてしまったら、修理費や補償金はどうなるのでしょうか?その場合は、入居者が加入している保険で修理や補償を行うことが可能です。保険の重要性について詳しく見ていきましょう。

オーナーさんや第三者への補償にも対応
 入居者の過失による水漏れや火災が発生した場合、基本的に原因となった入居者が修理や賠償を行いますが、高額になることが多いようです。
 万が一の事態に備えて、管理会社は賃貸契約の際、入居者に保険についての説明を行います。推奨するのは、家財保険を主に、特約として借家人賠償責任保険がセットになっているものです。
 このような保険に加入することにより、主に次のような補償が受けられます。

①家財保険
 契約者が部屋に所有している家具や家電、衣類などに被害があった場合、修理や買い替えの費用を補償
②借家人賠償責任保険(特約)
 契約者が部屋や建物に損害を与えた場合、所有者であるオーナーさんに対して補償
個人賠償責任保険(特約)
 契約者が第三者の家具や家電、衣類などに損害を与えた場合に補償

 家財保険に2つの特約を付帯することで、契約者本人はもちろんのこと、損害を受けたオーナーさんや第三者への補償もカバーすることができます。

加入・更新状況について
管理会社に確認しておこう
 水漏れや火災を起こした入居者がこういった保険に加入していないと、修理費や補償はすべて自費で行うことになります。本人が払えないと、オーナーさんにとっても大変なことになってしまいます。
 入居時、保険に加入していたとしても、2年後には更新の時期を迎えます。更新しないで放置しておくと保険が切れた状態となり、いざというときに補償を受けることができません。
 特約付きの家財保険は、契約者とオーナーさん、第三者を守ってくれるとても心強い存在です。オーナーさんも、入居者が加入している保険について頭に入れておき、加入状況や更新について、管理会社に確認しておくと安心です。

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