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騒音トラブルに先手必勝!

 家庭から出る生活音は、集合住宅では避けられない課題の一つです。防音と聞くと、新築から対策が必要で、費用がかかる・・・というイメージがあるかもしれません。実は、既存の賃貸にも後付けが可能な防音建材があります。入居者の退去につながってしまうかもしれない騒音問題を防いで、長期入居ができる物件を目指しましょう。

大掛かりな工事不要
既存物件にも簡単設置

 近年は、入居者からの苦情や問い合わせが増加傾向にあります。環境省の調べによると、家庭生活が発生源の苦情は5年前に比べて4割近くも増えています(「令和3年度騒音規制法等施行状況調査」)。
 新型コロナウイルス禍で在宅時間が長くなり、音を気にする人が増えたことが理由の一つに挙げられます。騒音の苦情や問い合わせが増える中で、防音ニーズに応える建材はとても注目されています。
 例えば、壁に取り付ける防音パネルは、後付け可能な壁材の一つです。部屋の雰囲気に合わせたデザインを選べて、配置替えも簡単なのがポイントです。
 床に取り付ける防音マットは、タイルやカーペットといった種類があります。部屋のサイズに合わせて、並べて敷くだけで設置が可能です。
 このような防音建材は大掛かりな工事が不要で、手軽に取り付けやすいのが一番の特長です。

音の伝わり方は2種類
違いを知って建材を選ぶ

 音には2種類の伝わり方があります。一つは、話し声やスピーカーの音、楽器の音など空気を伝わって聞こえる「空気音」。もう一つが、上の階の足音の振動音や洗濯機の振動音など固体が振動して伝わる「固体音」です。
 空気音を防ぐには、壁や床などに厚い素材や重い素材を採用して、「遮音」を意識することが効果的です。一方で、固体音の防音には、クッション性のある素材を用いて音を吸収させる「吸音」をすることが有効となります。音の伝わり方の違いを知ると、必要な建材がわかりますね。

部分的な設置でも効果あり
賃料アップや空室対策にも

 単身向け、ファミリー向けといった物件の性質に合わせて建材を選ぶことも大切です。
 例えば、2階以上の部屋で子どもやペットの足音が響くのを防ぎたい場合には、床に防音マットを取り入れてみるといいでしょう。楽器OKの物件にしたい場合には、壁に遮音・吸音効果がある防音パネルが適しています。
 全面に取り付ける必要はなく、壁や床の一部にパネルやマットをあてるだけでも十分に効果を期待できます。
 防音を物件の売りにすることで、賃料アップや物件独自の価値付け、空室対策にもつながるはずです。実際、空室が続いた部屋に防音カーペットを導入したところ、入居が決まったというケースもあります。
 防音対策をもっと手軽に、気軽に取り入れて、長期入居を見込める物件をつくりましょう。

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