キッチンや洗面所はシングルレバー水栓

キッチンや洗面所には、「シングルレバー混合水栓」という蛇口がおすすめです。１つのレバーで水の量やお湯と水の切り替えができるため、使いやすく現在主流となっている水栓です。 古い蛇口には、「2ハンドル混合水栓」というものがあります。水とお湯が出るレバーが２つあって、それぞれ回して水の量や温度を合わせますが、調節が面倒で、使いにくさが否めません。 他にも、水またはお湯だけが出る「単水栓」というものもあります。 若い世代の実家には、シングルレバー混合水栓がついていることが多くなっています。シングルレバーに慣れた若い人が、これから住む部屋に2ハンドル混合水栓や単水栓があったら、古くて不便だというマイナスの印象を抱くかもしれません。水回りの使いにくさは、入居の決定率を下げる原因にもなりかねません。

 　入居者のニーズや今の暮らしに合った部屋にするためには、古い蛇口を新しいものに変える必要があります。シングルレバー混合水栓にすることで、入居者の獲得・長期入居のチャンスが生まれる可能性がありますので、ぜひ検討していただきたい設備です。

費用は3～4万円・所要時間は１時間　

シングルレバー混合水栓に変える費用は、普通のもので3～4万円ぐらいです。交換にかかる時間は約１時間。 設置する場所や穴の大きさ、パイプの長さなどに合わせて、水栓を選ぶ必要がありますので、交換の際は管理会社や専門の業者に相談するのがおすすめです。

お風呂の水栓はサーモ水栓がおすすめ

浴室の水栓には、一定の温度をキープできるサーモスタット水栓がおすすめ。費用は５～７万円かかりますが、視覚的にも古さを感じさせる２バルブ水栓からサーモスタット水栓に交換することで印象が見違えるほど変わります。
また、せっかく浴室の水栓を交換するなら一緒に「お風呂の鏡」の様子も見てみましょう。鏡は長い間使うと、さびたりくすんだりします。古くなった鏡はもう使えないものと割り切って、新しいものに替えましょう。お風呂全体が明るくなります。
　毎日使うものだからこそ、入居者が使いやすくて、快適に暮らせる水回りにしたいですね。今空いている部屋や、今の入居者が退去したタイミングで、新しいものに替えてみてはいかがでしょうか。

Elpis D+Labでは、設備交換に関するご相談も承っております。
１ヶ所の水栓交換からフルリノベーションまで、幅広く対応可能です。なるべく費用を抑えながら、入居者への訴求力が高い「決まる部屋」への改装をご提案いたします。

「改装しても決まらない」「適正な改装費用が分からない」など、空き家に関するお悩み事がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。